トップページ
》
会報【ねろりでげんき】の目次
》 ねろりでげんきNo.2
東洋医学では、人は「気・血(けつ)・津(しん)」で成り立っていてるとしています。そしてそれらが「骨や肉、エネルギー」になると考えられています。
気とは「エネルギーのようなもの」、血とは「血液のようなもの」、津とは「血以外の全ての水分、体液のようなもの」です。あくまで「のようなもの」でイコールではありません。例えば「津」はリンパや消化液など具体的な物質として考えるより「体を潤す物・作用」としてとらえて下さい。このあたりは、西洋医学とは全く違う考え方で、全体像を重要視して見ていくので、細かい部分は結構アバウトな部分があります。
身体が不調な時にはこの「気・血・津」に異常があると考え、大きく2つに分けます。一つ目は、これらが不足している「虚弱タイプ」(前回は、元々の体質としての「虚実」の話をしましたが、「虚」という言葉には「不足している」、「実」は「過剰である」という時にも使います)。二つ目はこれらの代謝に問題がある「代謝異常タイプ」です。「異常」といっても病院で言われる「異常」とは深刻度が違いますので、あくまで“体質改善のための参考”にしていただければと思います。チェック項目が全部当てはまらなくても、より近いタイプは、ややその気があると思われて、身体をいたわってあげて下さい。
忙しい現代では「実証」の方がもてはやされる傾向が強いですが、「虚証」の方には癒し系の方が多いような気がします。それに「虚証」の方は病院にかかる事も多いので、意外と大きな病気はしません。「実証」の方はついつい身体の限界を超えてしまう事があるので、こまめに検診やメンテナンスをして下さい。その中間「中庸」の方、何事も中庸が大事、上手に中庸を保って下さいね。
(「証」は年齢と共に変わっていきます)
山に川に、そして家族でバーベキュー、自然の中でたっぷり遊びたい季節。でも、いや〜〜なのが蚊や蝿。今回はアロマを使った虫除けを考えてみました。
虫の嫌う植物としてゼラニウム、レモングラス、シトロネラ、ユーカリ、スペアミントなどがあります。ヨーロッパでは虫除けに窓辺でゼラニウムを育てている家があります。アロマセラピーではこれらの精油をブレンドして虫除けスプレーを作ったりします。虫除けスプレーが、いい香りだとちょっと嬉しいですね。
作り方はカンタン。レモングラスやゼラニウムなどの精油からお好きな香りの物を合計20滴(1ml)を、無水エタノール5mlで溶かし、それに精製水45mlを加えます。精油は水には溶けないので必ず先にアルコールで溶かして下さいね。無水エタノールが無い方はウォッカなどの強いお酒でもかまいません。精油も「こんな少量のために1本買えない!」と言われる方は、お好きな香りを選んでいただければ、ねろりでブレンドしてお渡しします。
ある方の中学生のお嬢さんの話です。
いつもご飯を食べるのが遅いとの事。特に朝はの〜〜んびり。学校が遅刻しそうでもあんまり気にしてない。着替えものろい亀さん。忙しいお母さんは、いつもその横でイライラ。そのうちそののんびり屋の娘さんの将来まで心配し初めてしまう。「こんな事で世の中生きていけるの〜〜〜??」。
この話をうかがって、私も下の娘が小学生の時を思い出しました。全く一緒。毎日「早くしなさい!!!」の連発。朝の大忙しの空気の中で、この子だけが別世界に居る感じ。
今思えば、その子なりの性格(下の娘は「虚証」)を尊重してあげることが出来れば、お互いにもう少し楽だったかも、と思います。まぁ、子育は「後の祭り」が多いです……
HOME TOP
┃
PAGE TOP
┃
会報の目次
Copyright(C) 2007〜 活法整体&アロマセラピー ねろり. All rights reserved