活法整体&アロマセラピー ねろり  山口県山口市大内御堀にある隠れ家のような施術所です


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ハーブティ-の記録(シングル1)


1. アロエベラ

  学名等 Aloe barbadenis    ユリ科
  使用部位
  特徴 日本で多くみられるキダチアロエとは違いアフリカ原産で「砂漠のユリ」とも呼ばれている。成分のアロイン・アロエエモジンは腸を弛緩させ、強壮剤として刺激するので便秘に効果がある。また胃の働きも活性化し、胆汁の流れを促進するので消化調整剤としても使える。アロエウルシンには組織を再生を促進する力があるので創傷や火傷などの治癒にも使える。ムコ多糖類はコレステロール値低下作用が期待できる。解毒作用や殺菌作用もある。 カルシウム、カリウム、鉄分、亜鉛、銅、マグネシウム など豊富なミネラル源でもある。
  飲んだ感想 非常に苦いので、お茶として楽しむというよりも薬として飲む方が良いかもしれない。頑固な便秘の場合でも効果が期待できる。センナのように激しさもなく自然な通じを促すことができる。ただ、腸への働きかけはかなり強い感じなので、長期に渡っての使用は控えた方がよいかと思う。


2. エキナセア

  学名等 Echinacea angustifolia  キク科
  使用部位
  特徴 インディアンの間では万能薬として使われていたとのこと。特に白血球のキラー細胞生成を刺激し、赤血球の量を調整する力、リンパを浄化する力があるので、様々な感染症などに。抗ウィルス作用、免疫力の強化、抗菌・殺菌作用。膀胱炎、アレルギー緩和に。抗酸化作用も注目。ビタミンB複合体、鉄分、カルシウムなど豊富なミネラルを含みます。
  飲んだ感想 わらっぽい香と味。やや薬っぽい味(漢方薬系)の味と香。飲み慣れればお茶としてストレートでもよいが、ペパーミントなどすっきりした味とのブレンドがより美味しく飲めると思う。

 

3. エルダーフラワー

  学名等 Sambucus nigra (西洋ニワコト) 
  使用部位
  特徴 風邪や喉頭炎、扁桃炎など上部呼吸器官の炎症のかかり初めに飲むと回復する事があります。また花粉症の時期などには鼻水や喉のイガイガを楽にしてくれます。腎臓の働きを強化するので、体液のうっ滞の除去や解毒作用、利尿作用があります。弛緩剤としても昔から使われています。
  飲んだ感想 レモン色が濃い黄緑。ややカレーを思わせるスパイシーな香りがほのかにするが香りは全体に強くない。味は最初、香りと一致した味に思うが、飲んであるうちにグミのようなアケビのような森の木の実を思わせるような味・香りがほんのりしてくる。後味も森の木の実のような味があり良い感じ。花の華やかさももっており飲んでいるうちにはまるお茶。



4. カモミールジャーマン

  学名等 Matricaria chamomille
  使用部位
  特徴

日本でもその鎮静効果からリラックスティーとして比較的良く飲まれているお茶。消化器も含めた筋肉全般の緊張を緩める効果もあるのでストレス全般に使えます。消化不良、吐き気や痙攣なども緩和してくれます。煮出すことによって抗ヒスタミン効果も期待できます。

  飲んだ感想

精油は独特の香りだが、お茶にするとローマンよりも癖が無くとても飲みやすい。菊のお花の香りが口の中に広がる。香りに対して優しい味なのでペパーミントやレモングラス、フェンネルシードなど他のお茶とブレンドして飲むと美味しい。


 

5. ジンジャー

  学名等 Zingiber officinale
  使用部位
  特徴

発汗、消化を助ける(胃腸の働きを活発にし消化酵素の分泌を促進)、循環刺激(血流を良くする、体内を暖める)、去痰、抗酸化作用。胃を落ち着かせる作用もあるので吐き気がある時にも使えます。血液をサラサラにする効果もあると言われ、血圧やコレステロール値の低下も期待できます。
※胃炎や消化性の潰瘍がある方は症状を悪化させる可能性があるので要注意

  飲んだ感想

香、味ともにおなじみの生姜、生の生姜に比べると香は弱い。しかし、飲んだ後、身体の温まり方は乾燥ジンジャーの方が効果が強い。そのままでは成分が浸出するのにやや時間がかかるので、煮出すか、細かく刻んで使うのが良いようである。紅茶やネトル、ミントなどしっかりした味のお茶との相性も良い。


 

 

6. スギナ(ホーステイル)

  学名等 Equisetum arvense
  使用部位 地上部
  特徴 カリウム・マグネシウム・マンガン・シリカなどのミネラルを豊富に含んでおり、滋養強壮に使えるお茶です。利尿作用や収斂作用があるので泌尿器官の炎症にも用いられます。シリカがカルシウムの吸収を促進するため、骨粗鬆症などの予防にも良いです。止血作用があるので月経過多の時にも使えます。
  飲んだ感想 うすい黄緑。味、香りともほんのりはちみつを思わせるれ甘みとうすいドクダミ茶を思わせる味。ほのかな針葉樹のような香り。全体に優しい味で、ストレートでも飲みやすいお茶。



7. タンポポ 根

  学名等  
  使用部位
  特徴 解毒作用、肝臓を浄化し強める作用、利尿作用(葉の方が強い)。根は老廃物や毒素などを取り除く作用があるので慢性的な中毒症状を改善するのには良いお茶です。関節リウマチの進行を抑えるにも使われてきました。根は便秘に穏やかに効きます。
  飲んだ感想 そのままだとなかなか浸出液が出ないので、粉末にしたり炒ってタンポポコーヒーにするのがお勧め。コーヒーにするとほどよい苦みがあり、ノンカフェインコーヒーとして美味しくいただけます。

 



8. ネトル

  学名等 Urtica dioica  西洋イラクサ
  使用部位
  特徴 ビタミンA、C、D、Kやコリン、レシチン、シリカ、鉄などミネラルも含み身体に活力を与えます。血行促進に毛細血管まで血液を循環させる力があるので冷え性の方にはお勧めです。消毒作用もあるので感染症、呼吸器系の不調の時などにも利用ができます。抗ヒスタミン作用もあるので花粉症などのアレルギーの改善にも役立ちます。
  飲んだ感想 濃い黄緑。緑茶を思わせる色。香は草なのだが青くささはない。どちらかというと秋の草むらの香。味も香と一致している。毒だみ茶よりもくせが少なく飲みやすい気がする。熱いうちに飲むのが美味しい。身体があたたまり冷え性にはお奨め。



9. ヒース(エリカ)

  学名等 Erica vulgaris    ツツジ科
  使用部位
  特徴 美白効果のアルブチンを豊富に含むので日焼け後のお手入れに最適。 肌の収斂作用・毛細血管強化作用もある。抗菌作用もあり尿路消毒などにも用いられ膀胱炎にも。 ヒース浸出水をいれたお風呂は、リウマチ痛、関節痛を和らげる働きがあります。
  飲んだ感想 香は微かにスパイシーな香り。味は淡泊ではあるが、しそ茶のような味と香りで美味しい。とても優しい香りと味のお茶。




10. ブラックコホッシュ

  学名等 Cimicifuga racemosa  
  使用部位
  特徴 エストロゲン様作用が強いため、閉経後症状(更年期)の軽減に使われてきました。黄体ホルモンの作用を抑え、子宮強壮作用があるため月経前症状や月経痛や生理の遅れなどにも使えます。筋肉の緊張を緩和し、毛細血管を拡張し末梢循環を改善するので神経痛や筋肉痛の鎮痛に使えます。豊富なビタミン、ミネラルも含むので身体の調整剤としても良いです。
※子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮ガン、卵巣ガン、乳ガンの方は使用を控える。
  飲んだ感想 畑の土の香りとほんのりと苦味と微かな甘み。嫌な苦さではないので、香りの良いリーフ系のハーブとブレンドしてコーヒー変わりに飲むのも美味しい。


粉末タイプ



11. スィートフェンネル(シード)

  学名等 Foeniculum vulgare    セリ科 別名 ウイキョウ
  使用部位
  特徴 消化酵素の分泌を整え、消化吸収を促すので、消化不良や胃酸過多、ガスがたまった時や便秘の時などに使えます。また消化を上げるだけでなく痙攣などの症状も抑えます。腎臓を強壮し、利尿を促すのでむくみの除去にも良いです。また多くのミネラルを含むので強壮剤としても利用できます。
エストロゲン様作用あるので、更年期の様々な症状軽減にもお勧めです。
※子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮ガン、卵巣ガン、乳ガンの方は使用を控える。
  飲んだ感想 ウイキョウの香りが広がるが味は淡泊である。原型でも十分香りは楽しめるが、砕いた程度がお茶としては飲みやすい。(粉末はティーカップの下に残るのであまり私は好きではありません)

原型タイプ
粉末タイプ



12. ペパーミント

  学名等 Mentha piperita  しそ科
  使用部位 葉  
  特徴 全身強壮剤といわれている。不安や緊張をゆるめ、平滑筋を弛緩させる作用があるので痛みや痙攣などをおさえる作用がある。胸焼けや嘔吐なども沈める作用。フラボノイドが入っているので、口臭対策にも。タンニンの苦み質は胆石予防にも役立ちます。
  飲んだ感想 色はしぶ茶のような色。香りは香料などに使われる清涼感たっぷりの中に草っぽい香りがある。味は清涼感がより強く草っぽさはあまり感じない。舌先がじんじんしてくる。ペパーミントティーを飲んだ後は、食べ物の味が変わるので注意。


上写真はカットタイプ


13. ヤロー

  学名等 Achillea millefolium(西洋ノコギリソウ)
  使用部位 地上部の全草
  特徴 タンニンを含むので収斂成分があるので粘膜からの分泌を抑え、消化器系を整えます。特に整腸作用があるので下痢の時には使えます。昔、戦場では止血剤として、また殺菌効果もあるので傷口の消毒にも使われていしまた。成分のシリカには組織再生をあげる力があります。循環器系を強める働きもあり血圧を下げる力もあります。女性ホルモン様作用もあるので、月経が遅れがちの時や月経痛などにも使えます。成分の一つカマズレンには抗ヒスタミン効果があるのでアレルギー軽減も期待できます。
  飲んだ感想 ややスパイシーな香りと辛み。

 



14. ラズベリーリーフ

  学名等 Rubus idaeus   バラ科
  使用部位 葉、果実
  特徴 強壮とリラックスの両方の力を持つので筋肉や粘膜を強化する反面、緊張をほぐす力もあります。昔から妊娠中にも使えるハーブとして使われてきました。収斂作用があり、ビタミンB・C、鉄、カルシウムなども含むので栄養の補給にも。
  飲んだ感想 お茶の香りは最初に封を切った時、そのものの香り。青しその葉が枯れたような香りで、癖のある香り。好き嫌いもはっきりしているかもしれない。さめた方が香りが弱くなり味を楽しめる。味は、こくがありやや甘みもあり、香りよりも非常に丸みを感じる。後味も紅茶様の味が口に残る。
柔らかな葉なので、抽出時間は短めでもよくでる。



15. レモングラス

  学名等 Cymbopogon citratus   イネ科
  使用部位
  特徴

胃の働きを上げ、消化を促すので食後のお茶には最適です。お腹のガスを出す作用もあります。レモンの香味成分であるシトラールを含有しており、これには虫除け効果があります。肉や魚の臭みとりなど料理にも利用されています。

  飲んだ感想 オイルの強い香と違ってもっと爽やかなレモンの香り。味はレモンの香りに対して酸味はとても優しい。他のお茶をじゃましない味・香りとなので様々なブレンドの隠し味に。



16. レモンバーム(メリッサ)

  学名等 Melissa officinalis
  使用部位 地上部の全草
  特徴 発汗、解熱作用、抗ウィルス作用があるので風邪の時にはお勧め。中心成分のゲラニアール、シトラールは抗ヒスタミン作用があるのでアレルギーの軽減も期待できます。血圧を下げる、鎮静効果、気分を高揚させてくれる、ストレス性の胃腸障害などの作用もあります。
  飲んだ感想 すっきりとしたレモンの香、しかしレモンの用に酸っぱくは感じない。紅茶などに混ぜると美味しい。

 


17. ルイボス

  学名等 Aspalathus Lineans
  使用部位 葉、枝
  特徴 カルシウムやビタミンCに富む。強壮作用があり下痢や軽い胃の不調にも使えます。アレルギーの改善にも役立ちます。
  飲んだ感想 紅茶のようなかれいな赤茶。香はわらのような、畳のような香。苦手な人も多いかもしれない。味は香ほどくせが無く、こくのある味で、まろやかさもある。冷えるとより薬っぽい味に感じるので熱い方が飲みやすい気がある。




18. ローズヒップ

  学名等 Rosa canina   バラ科
  使用部位 果実
  特徴 ビタミンA、D、B複合体、C クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、E、K、バイオフラボノイドルチン、カルシウム、鉄、ケイ素、セレン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛など ミネラルに富み疲労回復効果、アンチエイジング効果。豊富なビタミンCで美白効果も。
  飲んだ感想 淡い小梅調の香、甘酸っぱい味と香り。味は最初に酸味がくるが、その後に柔らかな甘みが広がる。甘酸っぱさの調和がとれた味なので、ストレートでも美味しくいただける。
抽出時間はやや長めで、10分ぐらい。時間をかけた方が味も香りもよくでる。




19. ローズマリー

  学名等 Rosmarinus officinalis L. シソ科
  使用部位
  特徴 血流促進作用があり、頭脳明晰に。 抗酸化作用によって老化を防止も。脂肪の消化を改善しコレステロール値を下げる作用もある。お肌に対しては強い収斂作用も。
  飲んだ感想

茶葉は精油ほどの刺激的な香りはないものの、スパイシーな香り。しかし味は香りほど刺激的でなく、淡泊な味。それでいて、舌に軽いぴりぴり感が残る。香りが良いので飲みやすいが、ローズヒップなどはっきりした味のものと組み合わすと美味しいと思う。

 



 

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