
■東洋医学では秋は『肺』が旺盛な季節。東洋医学の意味する『肺』は肺という臓器だけでなく、呼吸という機能全体、呼吸に関わる器官も含みます。そして呼吸といえば息、今回は息に始まって呼吸について書いてみました。
その他、性格や他者との関係や本質を表す時にも「息が通う」「息が合う」「息が長い」「息が掛かる」etc……。『息』がこれほど広い意味に使われるのは『酸素を吸い込んで二酸化炭素を出す』という行為だけでなく、『生きる』という事そのものの意味を持っているからだと思います。事実、息が止まると生きていけない事は小さな子供でも知っていますよね。
■まず入り口直ぐに生えている鼻毛、空気に混じっているホコリが入らないようにしています。鼻の穴(鼻腔)の中はネバネバ粘膜に短い毛がびっしり生えていて、鼻毛をすり抜けた小さなチリや細菌もそこでシャットアウトされます。そうやって気管や肺にできる限り綺麗な空気を送るように頑張っています。
■特に鼻に異常が無いのに、クセで無意識に口呼吸になっている方のための対処法を少しあげてみます。
口にテープ、上唇から下唇にテープを貼ります。『口呼吸防止テープ』とか『鼻呼吸口止めテープ』などの名前で市販されています。『低刺激ばんそう膏』でも良いですので、お肌に合う物を選んで下さい。外出される時、おしゃべりする時は当然ですがはがしましょうね。
■何を食べても美味しい季節、ついつい食べ過ぎて「しまった、ダイエットだ!!」という事になっていませんか。ダイエットといってもいろんな方法がありますよね。リンゴダイエット、バナナダイエットみたいにそればっかり食べるのは、栄養が偏りますし、リバウンドし易いので絶対お勧めしません。逆に、〇〇は食べないダイエットも考えものです。
■糖が足りなくなると糖新生という作業で糖を作ります。この糖新生の材料はタンパク質と脂肪。その状態が長引きそうだと脂肪を使ってケトン体というのを作り、それを脳に送ってエネルギーに変えます。
■それから食事を減らすだけのダイエットというのは、体重を維持して活動するエネルギーよりも食べる方が少ないということですよね。この方法だと脂肪だけでなくタンパク質・筋肉もエネルギーに変えるので(上記の糖新生とい作業です)、筋肉は重いので体重がグッと減ります。しかし、筋肉が減るとエネルギーの消費しにくい身体になって、返って痩せにくくなります。
東洋医学では、勢いのある鼻の人は、しっかりとした呼吸が出来ている人で、元気な人と考えられています。そして、こういう人は病気にかかりにくいだけでなく、持久力にも優れ、意志も強い人と思われています。上記の性格を全部含むと財力にも恵まれる人となります。こんな方は、いろんな意味で嗅覚も優れているのかもしれません。
上記例外の方も多々いますし、どんなに立派な鼻を持っていても鼻の調子が悪ければしょうがないです。親からもらった大切な鼻、最適な状態にしておきたいものですね。