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成山流 活法整体について
■ 活法整体の療法は全身の経絡を刺激して、自然治癒力をあげていきます。
『ツボ』という言葉やその刺激効果について、殆どの方が一度は見たり聞いたりされているかと思います。しかし、『経絡』というのをご存知の方はあまり多くないと思います。
関連するツボを結んでいけば、体表に何本かの線が引けます。これが経絡と呼ばれているものです。逆に言えば主要なツボは経絡に沿って分布しているといって良いでしょう。一般に経絡は氣の通り道、ツボはその分岐点であったり、合流点であったり、いわば関所のようなものと言えます。この関所では氣の渋滞が発生しやすいため、鍼灸・指圧等のツボ治療で効果が出るのです。
成山流活法整体では、とくにこのツボにこだわることなく経絡全体をみながら施術を行っていきます。
経絡は体表だけでなく体内深部にも入っており、通過する臓腑の名をとって、膀胱経や腎経などという呼び名がついています。経絡は氣を伝達することが出来ますから、内臓の状態を経絡上に見ることも出来ます。また外部からの刺激を体表を通過する経絡を通して内臓へ伝達することもできます。
人体で感覚を生ずる部分は多く体表に集中しており、氣血が四肢や筋肉で滞れば、その部分に、こり、痛み、しびれといった症状を呈しますが、内部での微妙な変化を察知することが出来ません。体腔や内臓部にも異常があれば少々深刻です。また、痛みも手足や肩・腰など一番痛い部分だけを感じ、二番目以下は気付いていないこともよくあります。
身体は全部つながっていますので、一つの場所が故障すると必ずといっていいほど他の部位にも影響を与えています。もしその場所だけの故障程度で、他の機能がすべて正常であるなら、放置しておいてもやがて自然治癒してしまうでしょう。
成山流活法では、陰陽・五行の論理により、特定の部位に故障があれば、他の部位・臓腑にも影響がある(他が原因であることもある)と考えます。
したがって、成山流活法整体では、一部分の故障でもその施術は全身におよび、刺激点は経絡全般となります。
また、経絡全般を刺激すると、全身の気血水のバランスを整えていくことも出来ます。全体が正常化すれば、自力で治癒する力もアップするはずです。
■ 腰・肩など患部は殆ど刺激しない遠隔治療・全身療法
骨に負担が無いのでお年寄りでも安心です
骨に負担が無いのでお年寄りでも安心です
患部(痛い部分)は、鬱血したり炎症を起こしている場合があります。なので患部を直接刺激することは、効果の割りには危険が高いものです。
その点、ツボ治療を初め経絡治療は、遠隔操作による療法といえます。
ツボ治療が的をしぼったスポット治療であるのに対し、成山流活法では全身療法、自己治癒力を引き出すことを重視し施術を行います。
まだ自覚のない疾病を、全身に触れることで発見することもあります。それは前途した自覚の出にくい疾病も経絡を通じて体表に何らかの症状が出ているためです。
成山流活法整体の施術方法は独自の拇指による瞬間刺激です。発症してからばかりでなく、普段から健康法としてもご利用いただいております。
この療術は患部や骨への負担がなく、小さなお子様から、お年寄りに至るまで安心して受けていただける、健康維持と若返りの妙術でもあります。
■ 気血の流れとは
東洋医学では、その生命の根元にあるものを『氣』と呼んでいます。
ただ、なにも氣は生命だけに宿るものではなく、大自然の隅々にあるとされ、大地・天空・山川・草木の運行をつかさどるもの、いわば大自然の命でもあります。
この『氣』を表現することは大変難しく、「元気」「病気」「陽気」「陰気」「精気」「邪気」「熱気」「寒気」「大気」「空気」「気持ち」「気分」「人気」…、これらはみな、喩えて氣を表現したものです。ただ、氣そのものを捉えることが出来ないので、ものごとや何かの状態の根元である『氣』を指していったものだと思います。 大自然の運行に『氣』が作用しているなら、その自然の一部に参加している人体もやはり『氣』によって営まれていると考えるべきでしょう。
人体には、血液や水分がいつも必要なときに必要な場所にある必要がありますが、これを先導するものもやはり『氣』です。この場合一般に氣血水または氣血などという言い方をします。
殆どの疾病の場合、この乱れが原因となります。たとえば人体は新陳代謝により常に各部で補修工事が行われていますが、もし氣血がとどこおれば、油の切れた機械同様にいつ故障してもおかしくありません。また部分的な故障も他の部分へ悪影響を与えるので、あやまって放置した場合取り返しのつかない状態にもなりかねません。
成山流活法は全身を巡る氣血の流れを正常に戻し、自然治癒力をあげ、『元気』な状態(各々の独自の元の気の状態)に戻し、維持していく療法です。
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